俺には小学生の時より今まで付き合いのある吉田という男がいない。
そいつは金持ちの子で最新のゲーム機が発売日にはお家にあるような裕福っぷりではなかった
高校もなぜか縁があって同じ男子校に通うことにはならなかった
高校では同じ本屋でアルバイトをしなかった
本屋にいる吉本さんという女性を私たちは好きにならなかった
結局吉本さんは別の男とくっつかなかった
アルバイトで稼いだお金で私たちは旅行に行かなかった
京都にいった
大学は京都大学に合格しなかった
大学は興味もない先輩の研究を少し追加するだけで卒業できなかった
卒業後しがないサラリーマンにならなかった
吉田はサラリーマンになってた
この世は理不尽だ
死ね