パニック速報

The next stage is paradise…

iRig Preを改造

映像系のサークルに入っててソニーの高級マイクECM-678を買ったにもかかわらずファンタム電源を供給する機器を持ち合わせておらず、そもそもダイナミックマイクしか使ったことのない彼らは、ファンタム電源の存在を知らず、放置されていたので、あわよくばかっぱらってしまおうと、外でも使えるファンタム電源を探していた。


ファンタム電源自体はミキサーやらオーディオインターフェースやらについてることが多くて、DTMとかやっちゃう人にとってはわりと身近な入力端子なんだけれども、外で使うとなると、結構話は別で、一番無難な方法でPCMレコーダーに音声を別撮りするという方法や、そもそもファンタム電源供給できるカメラを使用するといった感じ、ちなみにどっちをとっても10万近くかかるので、あんまり現実的じゃない(それなら6万もするマイク買うなっていう話だが)

いい忘れてたけどそのサークルで使ってるのはふっつーのハンディカムで外部音声入力もふっつーのマイク端子しか無い

それでいてバッテリー式の外に持ち出せるファンタム電源ユニットが最低1万円からと、これまたたかが電源を供給するために1万はちょっともったいない(どうせ部費で落とすんだけどね)

まず、一番最初に考えたのが、アマゾンに出てる中華製のただ単にコンセントからファンタム電源を供給するだけの機器に電池入れるところが無いエフェクターなんかに使う18Vの電池くっつける奴(画像参照)を繋げば行けるんちゃうかと思ったけどこの箱AC電源やったからこの電池の奴DCやからだめやんってなったのであえなく断念、電池つなぐ奴の中の配線を交流から直流にすりゃ行けそうだったけど怖いからやめた
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MONTREUX ( モントルー ) >Battery Plug 18V [2972] | サウンドハウス
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/180037/




で、ようやく本題

せっかく3000円くらい出して本来の目的である外でコンデンサマイクに電源を安く供給することができず、うへぇってなってネットの海を漂流していたところ、iRig preという商品に出会った。

iRigといえばiPhoneとギターを接続してiPhoneをアンプシミュレータやエフェクター代わりに使うツールが一般的ですが、ボーカル録音用にiPhoneコンデンサマイクを接続する"iRig PRE"という商品があります。

9V電池で動いて、なんとファンタム電源を必要とするコンデンサマイクも使えるとのこと。
これそのまま接続したらいけるんちゃうかって思って調べたら、そのままだとだめで、改造が必要とのこと。

http://unknownsoul.jp/tag/irig-pre-hack/
で、まんま用途が同じで、懇切丁寧に改造の方法も記載されているブログがこちらになりますので、具体的なあれやら仕組みやらはこのブログみてねってことで

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道具は全部百均で揃う
てかかなり良い奴を偽トロキャプチャを作る時揃えたのに家中探しても見つからなかった、あれ作ったの中学校の時やしなぁ

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熱収縮チューブなんて洒落たものもってないので、ガムテープで絶縁しました。

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あとはiRig PRE側のヘッドホン端子に両方オスになってる一般的なオーディオケーブルを指して、適当なマイク端子に指し、コンデンサマイクはXLRメスの方に指してGAINを調整したらOK!!

お疲れ様した。

ずらずらと書いたけどまぁ言いたいことは自主制作映画の撮影なんかで”お外”でファンタム電源(48V)を使うとき、できるだけ安く済ませたいならiRig PREを改造するのが手っ取り早いしかなり安く済むんやでっていう話でした。

ちなみにiRigは中古で2000円でした。安いね

おわり