パニック速報

The next stage is paradise…

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/24(水) 15:08:39.58 id:ScPT6M/vO(プー)
本拠地、DKジャングルパークで迎えたフレンド対戦
ドンキーバウザーが大量リードを許し、頼みのアイテムもイカに終わり惨敗だった
ゴール前で響くファンのため息、どこからか聞こえる「ハンドルは終わコン」の声
無言で接続が切れて行く中、ハンドルの雄・プーは独りハンドルを握り泣いていた
フレ戦で手にした栄冠、喜び、感動、そして何よりハンドルでの充実感・・・
それを今のVIPマリカで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」プーは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、プーははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ
冷たいハンドルの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、Wi-Fiでトレーニングをしなくちゃな」プーは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、プーはふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
コタツから飛び出したプーが目にしたのは、
モンテタウンで外野席まで埋めつくさんばかりのモンテ族だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように応援が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするプーのスカイプに、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「プーさんフレ戦だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったプーは目を疑った
「み・・・みっつん?」  「なんだプーさん、居眠りでもしてたのか?」
「て・・・てすと?」  「なんだプーさん、かってにてすとを引退させやがって」
「ヲタク・・・」  プーは半分パニックになりながらWiiの画面を見上げた
1番:みっつん 2番:てすと 3番:ヲタク 4番:すわこ 5番:ファミチキ 6番:ろめお 7番:こしあん 8番:ちぇりぃ 9番:はりま  10番:はなげ  11番:ちくわ  12番:プー
そして空き待ちの面々・・・
暫時、唖然としていたプーだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「やれる・・・またみんなでやれるんだ!」
ハンドルを手に取り、フレ戦へとWi-Fiをつなぐプー、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・