これはちょうど1ヶ月前の話。
コロナの影響で久しぶりに彼女が泊まりに来た。
2人で映画を見た後、そのまま寝てしまい昼頃起きた。
彼女は「冷蔵庫にあるものでなにか作る」と言った。
冷蔵庫にろくなものはなかった。
「ちゃんと食べているの?」呆れた顔で問いかける所作も愛おしく感じる。
3日前に冷凍した白飯、ウインナー、卵。
それだけでも彼女はひと手間加えて作ってくれた。
このときの味が忘れられず、それ以来自分でもウインナー丼を作っている。
食べながら「なにかうまくいかない」と毎回つぶやく。
今度の週末は彼女に料理でも教えてもらおうと思いながら、今朝もウインナー丼を作った。