パニック速報

The next stage is paradise…

自分の好みの人にすれ違うたびに、「あ、こいつは正常位で犯したい」とか「こいつは顔にかけたら似合いそうだ」とか「こいつにはバックで掘られたい」とか思うよね

1月某日
正月気分も抜けないまま大学のキャンパスを歩く
年が明けたというのにどいつもこいつも「私、Fランに通っています!」みたいな顔しやがって
ふと僕の相棒携帯、IS03に目を向ける
黒い画面にはそこらを歩くFラン顔と変わらないしけた面が映っていた

キャンパスのベンチで談笑するグループを見つける

浅黒い肌に、不快なイメージしか与えないようなゴテゴテした服を身に纏ったDQ3のバラモスのような女(以下バラモス)が臭そうな口を開く
「やっぱりぃ〜働くならぁ渋谷とか原宿みたいなぁ〜」
臭そうなのは顔だけではなく、言葉遣いもだった

バラモスと一緒にいた、縦にも横にも長くやけに肩幅が広い大男が答える
「代官山しかないっしょ!代官山っ(超早口)」
・・・この棍棒が似合いそうな大男は女の間違いであった(以下シュレック)

モンスター共に隠れて見えなかったがもう一人いたらしい、さらさらの長い黒髪にスラッとした巨乳美女が落ち着いて
「代官山ならわたくしTDesigN社(仮名)にエントリーしましたわ」
と言った
恵まれた体から糞みたいな口調だった
ただやけに艶かった(以下即ハボ娘)

TDN社はチェックはしてあった
Webサイトを用いたプロモーションサイトやキャンペーンサイトの企画・作成をする会社だ

しかしその名の通りデザイン色が強いためエントリーは控えていた
僕はデザインセンスがない

TDN社の1次選考はグループディスカッションだ
コミュ障にとっては地獄の試験だ

しかし即ハボ娘と合法的に会話ができる可能性があると考えると即エントリーをした

1月末
一縷の望みをかけて選考に向かう
心なしか僕の息子も半勃ちである

「即ハボ娘でなくとも、代官山のオフィスで働きたいと考える可愛い大学生が他にもたくさんいるんじゃないか」

そう考えると僕の息子は嬉しそうにピクピク蠢いた

そしていざ選考会場へ
企業の方も小洒落た私服を着こなし、カラフルなオフィスでキラキラと働いている
選考を受けに来た学生も美男美女揃いだ
僕みたいなブサメンが来てよかったのかと震えていると、僕の息子も縮こまってしまった

グループディスカッションについての説明があった後、グループの発表があった

・・・

メンバーの構成は以下
・イケメン早稲田
・イケメン上智
・インパルス堤下(顔が印象的すぎて大学名聞いていなかった)
・片桐はいり(本当に大学生か?というくらい老けていた)
・ブサメンキモオタ(俺)
バ ラ モ ス

もう泣きたかった
女の子なのかどうかわからない魔物が2人いるし
男は男でイケメンすぎるし
終始笑顔だかニヤけづらだかわからない堤下は顔見ただけで笑いそうになる


グループディスカッションのテーマは「デザインとアフォーダンス」だった
選考の内容書いてもアレなんで略

グループディスカッションはどれだけ自分の良いところを見せられるかである
自己主張したもんがちなところはある

早稲田と上智はどちらがリーダーをやるかで揉めていた
グループディスカッションでリーダー(まとめ役)をやることはそれだけで評価が高い

結局上智がリーダーとなったが、早稲田も仕切ろうとでしゃばるので見ていられなかった
タイムキーパーを堤下、書記をバラモスがやることになった
会場に着く前はギンギンだった俺も、グループが決まってからは萎え萎えで落ち込んでいるうちに役が決まってしまった

僕が唯一喋っているときに人事の方が通った
ここぞとばかりに余計なことまで喋った

そんなこんなで終わった一次選考


「落ちたな(確信)」と思いつつ結果を待つ
しかしなんと一次選考は通過していた

あれで通るなら誰でも通れるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
と思いながら、いつものようにキャンパスを歩いていると
先日と同じベンチにバラモスシュレック即ハボ娘がいた
通過通知がきたのはこの日なので、TDN社の選考の話をしているだろうと思った

それはそうと
即ハボ娘はなぜ魔物とつるんでいるのだろうか
可愛い女の子は自分を惹き立てるためにブスと一緒にいるというのは本当だったのだろうか

バラモス「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。イオナズン。」
この日の化粧は崩れていてもはやバラモスゾンビと化していた

シュレック「※?*`@|#♫!^」
何やら呻き声をあげていた

即ハボ娘「わたくしを落とすなんて見る目がなさすぎますわ!」
悔しそうな声を上げる即ハボ娘は相変わらず艶かしかった

美女と野獣x2が落ちたとなると同じグループの面々も気になる
しかしもちろん連絡先も知らないし、どうしようもなかった

そして二次選考は面接と作品提示なわけだが
企業に見せる作品を作るのが面倒でこんな日記も書いているのである

ニートまっしぐら