私は今一度世間に問いたい。あなたがたは何故セックスするのか、と。
というのも、私は子孫を残し死ぬことに何の意味が有るのか見いだせないのだ。
自然の摂理とはよく言ったものだが、その摂理に逆らい続け、世界の仕組みにまで手を出したのが人間であろう。そろそろ、本能という一番の理不尽をひも解いてはいかがか。
しつこい様だがもう一度言う。あなたがたは、何故セックスをしているのだ？
今日の性の取り扱い。食欲、睡眠欲が取りざたされる今において、公然のタブーとも言われる性。性をどういう風に扱っているか。それはキリスト教のいちぢくの葉だし、エロ本の盗み読み防止テープでもある。いわば、既に無い事として扱われている。
そんな性、さも人類の汚点のようかに扱うその姿勢。性を卑下し、性を隠し、性を差別する社会は、何故小作りを認める？
究極の性たる小作りを否定しないのは何故だ？パブリックとはとてもじゃないが言えない性の象徴たる小作りを何故残す？
快感を得たいから？オナニーがある。相手がほしい？風俗がある。愛が必要？コンドームがある。なぜわざわざ高いコストを支払ってまで、そしてリスクを冒してまで子供を作る？
そして、何故、何故、性を否定する社会が小作りを肯定する？
今一度考え直してほしい。なぜ人間が性をひた隠しにする社会を作ったのか。それは本能との離別を望むからだ。ショートスリーパーは羨まれ、やせ体系はほめそやされる。
そうして最早DNAレベルに刻まれている本能からの逃走という欲求をかなえないのは何故だ？
人間はそういった不思議なものを解明し、それを役立てる事に長けている。DNAが二重らせん型だということも、精神病によって脳が委縮することも、全て解明し今まで役立ててきた。
なのに、本能に関してだけは未だに解明がなされていない。哲学者間では「生物とは本能の乗り物である」という説さえ出ているのに、だ。
本能から目を背けるな。小作りだけ許されるという理不尽に背を向けるな。
そして、未だに小作りする連中に模範を示せ。
我々は新人類だ。
