パニック速報

The next stage is paradise…

横浜で勉強させていただきました

こんばんは、けろです
個人的な用事が横浜であったので旅行してきました
その際に遭遇した出来事について書き綴っていきます



ことの発端は旅行最終日に起こりました。
前日にどんちゃん騒ぎで学生以来と思いますが、始発まで飲み明かしていました。
早朝の5時に解散し、ホテルに戻ってから10時のチェックアウトのコールまで爆睡していました。
ホテルスタッフのモニコで目が覚めてから急いで帰り支度をしているところ、宿泊場所から近いところで友人が朝ごはんを食べると連絡がありました。
徒歩5分圏内だったので合流する旨を伝えホテルを後にしました。
合流を果たし一緒にご飯を食べているとお互いそのあとの予定がないことに気づきました。
(相手方はもしかしたら観光とかしたかったかもしれませんがそれは申し訳ない)

私は観光か東京の博物館巡りをしようかと考えていましたが如何せんオールで飲んだ翌日に人混みの多いむちゃくちゃ暑い中活動するのは無理だと思いました。
しかし私の帰りはなんと19時、ご飯を食べ終わったときがまさかの11時。
空港ラウンジで時間が潰せるとはいってもせいぜい3時間くらいですのでフリーの5時間をどうやって埋めようかと考えていました。




私、友人「風俗いくか」

まさかの同じ思考にたどり着いたので寝起きのテンションが一気に晴れました。
あとはトントン拍子で事が進んでいくのですが、ヘルスにするのかソープに行くのかだけが決まらずに悩んだ結果、時間も料金もあまり取られず私が初体験であるチャイナエステに選ばれました。
友人はチャイエスの経験はあるそうですが横浜では初めてとのことでお店探しに難航していました。
とりあえずランキングから選べば問題ないやろってことで横浜駅から一番近そうなところを優先で選んだお店が「自主規制」というところです。(怒られるのが怖いので伏せさせてもらいます)
みてみると60分8000円とそこまで高く無さそうだなぁと感じたので即電話!


私「もしもしー」
店「… ... ...」
私「もしもし?」
店「…ゴニョ…ゴニョゴニョ…」
私「…もしもしー?」
店「オニーサン今どこいる?」
私「いま横浜です、今から移動して15分後くらいには着くと思いますけど2人で60分入れますか?」
店「イイヨーハヤクキテ マンションの503ネ」
私「(…マンション?)はいわかりました」

マンションに来いって言われたの初めてなんだけどこれがスタンダードなのかなぁってはなしながら移動開始。
荷物預けサービスにスーツケース預けて700円
横浜駅出た瞬間に辺りが薄暗い雲に覆われていて、文字通り雲行きが怪しいねと喋ってたり初めてだからドキドキしてるwと気分高めあってたり
そしたら経路の中ほどでむちゃくちゃ大豪雨が襲いかかってきました。
急いでドラッグストアに逃げ込んでビニール傘320円を2人購入してお店に向かっていきました。
GPSバグったり雨と暑さとで道間違えたり探すのに時間かかったけどなんとか目的のマンションもといビルを発見しました。
まさに砂漠の中に現れたオアシスといったところでしょう、心が救われた気持ちでビルに侵入していきました。
かなり年季の入った建物に古臭いエレベータだったので雰囲気もかなりアングラ感漂ってました。

言いつけどおり5階の3号室の前にたどり着いたんですけど扉に

『ここはマッサージ屋ではありません。インターホンを押さないでください。』

と張り紙が貼っていました。
でも店の人がここって言ったんだから恐らく警察から紛れるためのフェイクだよねって友人と目を合わせてチャイムを鳴らします。
が、誰も出てきません。
おかしいなぁと再度鳴らすも音沙汰ありません。
隣の502を確認したら『癒やしハウス』とは別のマッサージの張り紙が貼ってあったのでもしやと思いチャイムを鳴らしたら中国の女性(30後半~40前半)が下着だけの状態で出てきました。
お店ってここ?と確認したらココダヨーってさ、お前嘘つくなよ

私「さっき電話した者です」
女「ハイハイ、そこダメだから中にハイッテ」
辺りを警戒しながら玄関に招き入れられました。
まぁ警察の目もあるからなぁと思いながら入ったらマジの普通のマンションの間取りの玄関でした。
くっそ狭い、むちゃくちゃ暑い、照明がほとんどついてない薄暗いスペースに3人たった状態で説明を受けました。

女「今女の子ここにムカッテル。すぐ来るからオカネハラッテ」
友人「料金と時間みせてほしい」
女「料金コレネ」

ラミネート加工された紙に料金プランが羅列されていたのですがその項目に60分 15000円の文字とあまりにwebサイトに記載されてた値段とかけ離れてたプランが載ってました。
でもクソ劣悪な環境で思考回路がショートしてたのでおかしいと思いつつも払いました。

女「じゃあ女の子くるまでマッテテ」
私、友人「え?どこで?」
女「外」

クソ暑い廊下に追い出されてまじかよと苦笑いの二人。
しゃーない、待つかと思ったのですが30分くらい待っても誰も来ないし、こちらも暑さのせいでイライラが募ってきたので確認の意味も込めてもう一度お店のインターホンを押しました。

同じ女が出てきて今度は明らかにブチギレてる雰囲気でした。
友人「女の子来ないんですけど。それとどこでやるの?」
女「イマムカッテル言ったよね!チョットマッテテ!!」
私、友人「(むっちゃキレてるやん…)」
友人「暑いんで中で待たせてもらっていいですか?」
女「イーヨ、向かいの部屋ネ」
そう言い残してまた追い出されたので向かいの部屋に入らせてもらうことに。
向かいの部屋には誰かいるのかと思ってチャイム鳴らしても誰も出てこないのでこっそりドアを開けてみるとやはり誰もいませんでした。

暑い暑いと涼ませてもらおうと中に入るとなにやら違和感が。
そう、一部屋しかなかったのです。
8畳くらいの間取りで、中央に塩ビパイプのフレームとカーテンで作られてるパーテーション。
中にそれぞれ簡素な敷布団とタオル、恐らく嬢たちの使いまわしてるローション等の仕事道具。

私、友人「なにこれ」
私「もしかして2人同時にここでやるの?」
友人「…それはないだろ… …」

もう怪しさ満点だったので再三お店のインターホンを。
押せども中から人は出てきません。
粘りに粘って何度も押すと渋々出てきた感じの女。

女「ナニカ もう女の子着くヨ」
友人「マッサージって別々の部屋だよね?」
女「?? 向かいの部屋ヨ」
私「2人とも?」
女「うん」

ここでさすがの私達はギブアップです。
泣きつく思いでもう帰りますと降参しました。

女「ダメヨもう来るから、マッテテマッテテ」
友人「いや、もう待てないです。帰らせてください」

LINEで女がおそらく嬢?誰かスタッフと連絡を取り始めて中国語でやり取りしてました。
恐らく私達が逃げるのを危惧して引き止めろと言ったりしてるんだなと邪推してましたがこっちだって早く逃げたい。

友人「帰りの新幹線がもう少しなんですよ。早く帰らないとマジでヤバイです」
女「エッそんなすぐ時間でキタノ?」

今思い返してみるとマジで意味不明な言い訳で草生える。
女にもすぐ見抜かれたかって内心ドキドキだったけど背に腹は代えられないしね。

私「そう!そうなんです!私も飛行機でもう少しで出発だから!」
女「ホラホラ!女の子もう横浜駅着いたッテ!」
嬢(line通話越し)「今横浜着いたヨ~ 今から向かってるよー」←なんかえらいのんびりしてる声だったのは覚えてる
友人「いやマジでダメなんですよ、ごめんね」
女「もうすぐソコヨ!まってまって!」
私「ほんとにゴメン!まじでダメだ…!!」
嬢「もう近いヨー あと5分クライ待っててネ~」
友人「ゴメン!また今度来るから!来週!」


一生この押し問答が続いて女がようやく折れてくれました…
女「ワカッタヨ…お金カエスケド、1万だっけ」
私、友人「いや15000じゃん…」

なんとか返してもらえたのは良いもののマジで怖いお兄さんが召喚されるかと思ってましたし、こっちも警察に泣きつく手も考えてました。
急いで玄関から飛び出して逃げようと思いましたが、女の子や怖いお兄さんとエンカウントするのが怖かったので階段で降りることを選択。

幸い誰とも接敵することなく1階まで降りることが出来ました。
外に出るとさっきまでの大雨が嘘のようにカンカン照りに雨があがっていました。
そうまるであの地獄から抜け出した私達の晴れ晴れとした心のように… ... 。

横浜駅に戻って、とりあえず喫茶店で飲み物飲みながら心を落ち着かせようと近くのお店に入りました。
あの一連の出来事を味わうと心身ともにゲッソリとしているのがとてもわかります。
私はコーラフロートを、友人はいちごのスムージーを注文して席についてゆっくりと反省会を行います。



結論としまして、
怖いお兄さんが出てこなくてマジで良かったこと。
お金をパクられることがなくてマジで良かったこと。
むしろ天から15000円が降ってきたとさえ思えること。
エッチなお店に行くときは事前のサーチが必須だということ。


他にもたくさんの知見を得ることが出来ました。
これは私達にとって偉大な財産となり、また同じ境遇が訪れた際には必ずや活かすことができると確信しております。



以上が私達が出くわした人生の勉強でした。
次回は11月になりますので乞うご期待を。

さようなら