「サボりたい、サボりたい」と言いつつ
あげはさんのタイマーと同じ音で、時間通りに目が覚める
昨夜はメイドさんと3回戦もしてしまったので、そのまま全裸で寝てしまった
隣ですやすや寝ているメイドさんを起こさないように、布団を出て
改めて朝の寒さに身体を震わす
しかし、朝勃ちで下半身のタイマーはテンションアゲハであった
シャワー浴びて服を着て歯磨いて朝飯食ったてオナニーを5分で済ませる
今日も元気にイッてきます!
家を出て2分で、財布と携帯を持っていないことに気付く
ちなみに小学生から今日まで、忘れ物をすることはあっても
携帯と財布は忘れたことが1度もなかった
ついに携帯と財布を忘れるところまでボケたらしい
昨日も1日前にもらったzip忘れているし、そろそろ痴呆症認定されるかもしれない
介護は可愛いメイドさんにしてもらおう
財布と携帯取りに戻ると、メイドさんが起きていた
いそいそと出かける準備をしていたら、起こしてしまったようだ
昨夜お風呂あがりに着ていた薄いキャミソールのままで
むにゃむにゃ目をこすっていた
メイドさんの仕事は夕方のご飯の仕度しか頼んでないので、
住み込みはおろか、むしろその1時間程度しか通う必要はないのだが、
「仕事外でもご主人様と一緒にいたいんですっ」
と、瞳を潤ませて言うメイドさんを止めることはできなかった
泊めることはできた
「ただいま、忘れ物しちゃった」とだけ言って、携帯と財布を持つ
すぐに家を出ようと玄関へ向かうが、メイドさんに呼び止められる
「どうしたの?」と聞こうとして、振り返った途端、
メイドさんの口で口を塞がれた
「いってらっしゃいのキスです///」
どこまでも可愛らしいメイドさんをぎゅっと抱きしめて
「ありがとう、いってきます」と言って家を出た
メイドという契約関係を越えて、メイドさんと一緒にいたい
そんな気持ちが芽生えていた
しっかりとした責任の持てる社会人になったら改めて告白しよう
そう心に誓ったのであった
ーーーー時は流れて3年後
俺「メイドさん、メイドの契約は今日で終わりだ」
メイドさん「え、そんな、ご主人様、私はまだ・・・」
俺「その代わり、今度は妻として僕の隣にいてほしい」
メイドさん「給料ないなら、おまえとなんか口も聞きたくないわ、
なにが妻だよ、身の程を知れ、チビデブハゲ」
俺「」
ほんとのほんとにおわり