パニック速報

The next stage is paradise…

俺のうんちが駅のトイレを詰まらせた話

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今朝は朝から寒かった。

先週はとても暑く、もう春はすぐそこ、とさえ思える陽気。

打って変わって冷え込む早朝。

私は5時頃に目を覚ました。

まだ起床時間ではないとわかると二度寝しようと思ったが、若干の尿意を感じたので起きようと布団から出ようとした。

しかし右半身だけ布団から出たところで尿意より眠気が勝り、再び夢の中へ。

6時頃になると、急な腹痛で目を覚ます。

このおじさん、右半身に布団をかけていない。

やってしまった、と思う暇もなく悲鳴を上げるおなか。

眠気をなんとか吹き飛ばしてトイレに入ると、溢れ出すようにうんちたちが体外へと排出される。

推定1500gほどのうんちを放出すると、腹痛とともに下痢へと変わった。

私はお腹が冷えるといつもこうだった。

10分ほどトイレに篭もり、荒れ狂う腸が落ち着くのを待った。

トイレを出るとぎりぎり始業に間に合う時間だったので、朝飯も食べずに家を出る。

上着を着ないで外に出るのも外が寒すぎる。

体の冷えとともにおなかが刺激される。

この貧乏おじさんは夏に切る薄手の上着か、真冬に切る厚手のコートしか持っていないのだ。

必然、春や秋は上着を着ないで外に出ることになる。

屋内入ったらどうせ脱ぐから少しの間我慢すればいいと言う、なんとも貧乏臭い思考だ。

駅に着くと少しおなかは落ち着いたが、なにやら不穏な空気を感じる。

しかしここでトイレに行ってしまっては遅刻だ。

覚悟を決めて電車に乗り込む。

1駅は我慢したが、2駅目の前で起床時より強い腹痛が・・・

電車で漏らすよりは、遅刻したほうがよい。

かろうじて残った人間としての尊厳を守るべく下車。

この駅はトイレの場所を把握しているので、まっすぐトイレを目指す。

朝早すぎてトイレがある駅ビルが空いていない・・・

時差出勤の弊害である。

駅員にトイレの場所を尋ねると、駅の前にあるらしい。

鬼の形相でトイレに向かうも空いていない。

駅前のコンビニもトイレがない。

他のコンビニを探すか迷っていると便意が収まってくる。

電車に乗っている最中の腹痛は異常、たいてい降りるとなんとかなる。

と思っているうちに優先トイレが空いたので駆け込む。

まだ何駅かあるので、ここで不安を取り除いておくことに越したことはない。

優先トイレの便器の周り床がやけに濡れていた。

このときは公衆トイレにありがちなことなので、特に気にしていなかったのだが、いざ便器に座ると衝撃的なことに気づく。

いやこれ尻の穴と便器の水面の距離が10cmしかないんだが?

おなか壊れてゆるくなったうんちを放出した瞬間、放出したうんち以上のはねた水がケツにつくことは疑いようがなかった。

当然、トイレットペーパーを水面に浮かせて跳ねる水をケア。

しかしこれによってまた水面が近づいた気がしてならなかった。

家で1500g以上のうんちを放出したにもかかわらず、私の腸は絶え間なく便を体外へ送った。

うんちがトイレットペーパーに乗っかって、尻の穴の中にうんちが戻っていきそうだった。

腹痛が収まって流そうとするとまったく水が流れない。

とりあえず尻吹いて、ズボン履いてから流したのが唯一の幸運。(うんこだけに。)

さすがにモリモリうんちして流さないのはさすがに申し訳ないので、流れろと念じて再度流すボタンを押す。

ゴポゴポゴポ!という爆音を上げて便器から水とうんちが溢れ出してきた。

ああ、こうやってこのトイレの床はこんなに濡れていたんだな、と悟る。

どうか優先トイレの前にヒトが待っていませんように、と願ってトイレを後にする。

幸い誰も並んでいなかった。

駅員に「優先トイレ入ったんですが、流れません!」と報告だけしてそそくさと会社に向かった。

それから会社までは腹痛は起こらず平穏なときを過ごしました。

しかし今日から(正確には土曜日から)、京浜東北線は高輪ゲートウェイとかいうクソ駅に止まるようになったので、

もし脱糞しに途中下車していなかったら高輪ゲートウェイで脱糞していた。

まとめ:うんちは信頼できるトイレでしよう!